1948-05-25 第2回国会 衆議院 労働委員会 第5号
こうしたいわゆる非常にありがたい失業手當、失業保險制度というものがあつても、安定署の窓口に來るものが非常に少かつた一つの理由といたしましては、ざつくばらんに申しまして私どもの努力が足りないので、勞働者の方々にこういうありがたい制度のあることを御承知ないということもあろうかと思いますけれども、現在の社會情勢下におきまして、失業保險をもらうよりも、一種の中間的な仕事によつて生活の維持ができるという部面も
こうしたいわゆる非常にありがたい失業手當、失業保險制度というものがあつても、安定署の窓口に來るものが非常に少かつた一つの理由といたしましては、ざつくばらんに申しまして私どもの努力が足りないので、勞働者の方々にこういうありがたい制度のあることを御承知ないということもあろうかと思いますけれども、現在の社會情勢下におきまして、失業保險をもらうよりも、一種の中間的な仕事によつて生活の維持ができるという部面も
二・一ゼネスト以來鳴りをしずめておりました勞働攻勢も、最近の社會情勢下におきましてこれがだんだん悪化し、各所に勞働爭議が頻發するがごとき傾向を示しております。これは勞働者の立場から萬やむを得ない事情におかれております。また勞働者の生活のためにも、非常にそういう事情があることも考えられます。